この4月から一橋大学大学院博士後期課程に進学しました。
筑波大学で修士号を取ったのが8年前ですので、8年ぶりに学生になります。
一橋大学では法学研究科に所属して租税法の研究をします。研究テーマは「中小企業の事業承継に関する税制」についてです。
8年ぶりに大学院に進学した理由は、「自分を更に高い次元に持ち上げること」が目的です。昨年末に13年間勤めた税理士法人を退職し、自身が経営をする税理士事務所を立ち上げましたが、新しい環境では学びの機会が少ないと感じており、このままでは今のステージから上がれないという漫然とした不安がありました。そこで昨年から税法学会や士業の集会に参加をして自分なりに研鑽の場を作り、経験を積んできました。ただ、やはり高度な学問をするには、集会等にちょろっと参加するだけでは不十分でして、より高度のアカデミックな環境に身を置くべきだと考えるようになり、昨年から大学院受験の準備を始め、晴れて入学することになったのです。
そして、昨日4月4日は大学院の入学式でした。学部生と同日の入学式でしたので、こんなおじさんが若者に混じって新しい学舎に集うというのは、少し気恥ずかしい感じもありましたが、希望に満ちた10代の学生の顔ぶれを見ていると、40代手前の私も気力が充実していく様に感じました。
大学長が「社会科学の研鑽を積み、人類生命のために研究し貢献せよ」とスピーチされておられましたが、まさにその通りだなと思います。
自身の研究が悩める中小企業の救いの光となるように、今日から気持ちを新たに私の研究をスタートします。応援していてください。