私は公立小学校の生徒の租税教育のため、月に1回区内の小学校に訪問し、小学6年生に向けて租税の講習を行なっています。元々東京税理士会が行っている社会貢献活動の一環に参画させて頂いているのですが、これが大変勉強になります。普段から当然のように税務相談やタックスコンサルティングを行っていますが、そもそも税とは何か?どのように税が徴収され、誰のために使われるのか?民主主義とは何か、国民主権とはどんな仕組みか、私も改めて考えてみると、「なるほど、そうか」と感じるところが少なくありません。また、経験の少ない生徒に対して、難しいテーマをいかに具体的に分かり易く伝えるのか、これも良く良く考えないと上手くいかないものです。今年から参加させて頂いている活動なので、まだ手探りのところが多いのですが、私自身、プロフェッショナルとしての成長に大変重要な活動だなと思っています。
先日、某小学校に訪問した際の出来事ですが、講義の終わりに生徒の一人から、「税理士になるにはどうしたらいいですか?」と尋ねられ、胸が熱くなりました。一人でも多くの生徒に租税に興味を持ってもらえるように今後も活動していきたいです。