私は鎌倉市のスタートアップ支援の仕事をしていますが、最近思うことがあります。
20代や30代で起業される若い方は、独自のアイディアと鋭いマーケット分析で世の中にない新しいビジネスを創っておられますが、意外なほど会計スキルが低い様に思います。資産と負債、資本と負債、収入と支出、収益と費用、納税と還付、それらがわかっていないと自分のビジネスが儲かっているのか損しているのか客観的にはわからない様に思います。
欧米では小学校の義務教育からお金の教育をするといいますが、日本では商業高校か商業系の大学学部に進学しない限りは簿記の勉強もしないのだから、最初から身についていないことは当たり前だとしても、これからビジネスを興そうとしている人間は最低限の会計スキルを身に付けておくべきだと私は思います。
なので、私の働く支援拠点で無料の簿記講座を開催することにしました。第1期は6名で、今年11月の日商簿記検定2級合格を目指します。検定試験に合格することが本来の目標ではないのですが、知識が身についたと自他共に認められる称号を狙う方が、本人たちのモチベーションも上がりますし、アウトプットをしなければ真の理解には到達しないので、検定試験の受験と合格を目標としました。
まずは2月、3級の知識を吸収してもらうことからスタートしていきます。新しい私の挑戦でもあるので、取り組み準備が今から楽しみです!